ブリタニカ

好きなもの、好きなだけ、好きなように

※感想については全てネタバレあり。くれぐれも鑑賞後にご覧ください※

フォー・ルームス

監督:クエンティン・タランティーノ

出演:ブルース・ウィルス

区分:映画  

評価:★★★

 

4話の内、1話と2話がファッキン! 3話と4話がオーマイガッ! という前評判の元、視聴完了。先入観にはすこぶる弱いという自負があるので、きっとそんな感想を持つんだろうな~と思っていたのだが、最終的には1話がファッキュー! 2話は悪くないやん。3話でゲロって(良い意味で)。4話のタランティーノ全開!で終わったのだった。まあ、一個のオムニバス作品としては普通に良かったですな。

確かにネットに落ちてる感想にもあったように、1と2(いや2については自分はわかりやすかったので嫌いじゃなかったけど)悪い意味でぶっ飛び過ぎてる。というか、やりたいことは苦しいほどわかる自分がいるんだけど、エンタメとエゴのバランスが残念ながら良くない。ここが天才と凡人を隔てる超えられない壁なんだろう。観客からすれば、ひたすら「ふーん、で?」って感じになる感じなのだ。いや、4も「ふーん、で?」ってなるんだけど、巨匠タランティーノはそれを言語化し難いセンスを以ってして、きっちり魅せてくるのである(ってことは、3の人は王道ですごいから、一番すごいのはやはりタランティーノか!)。タランティーノが好きな人にはぜひオススメしたい一作。